KANAME-QUICK 外部出力版
ネットワーク接続する接点出力装置・信号灯・表示装置をあわせて最大20台まで接続して、さまざまな報知・制御を行うことができます。
機能
基本機能は、KANAME-QUICK 基本表示版(→こちら)と同じです。
外部出力版では、基本表示版の機能に加えて以下の機能があります。
1. 接点出力装置への出力
- 「代表評価点」の予測結果(震度・長周期地震動)が設定した条件を満たした場合に、接点出力装置への出力を行います。
- 接点信号出力として、「音出力に同期」または「個別設定」のいずれかを選択できます。
- 「音出力に同期」の場合には、音声アナウンスの再生中のみ接点信号がONとなります。音声アナウンスと接点信号を放送設備に入力することにより、緊急地震速報の放送が行えます。(放送出力版のType-Bと同じ使い方:→こちら)
- 「個別設定」の場合には、本物の地震と訓練報による地震それぞれで大小2つの予測レベル(震度・長周期地震動)に対応する接点信号とキャンセル時の接点信号の出力内容が定義できます。エレベータ停止などの機器制御に使います。
- 「個別設定」の場合には、放送出力版のType-Aと同様の使い方(→こちら)ができます。ただし、リセット信号はありません。
- 訓練報や試験報での出力有無、再生機能での出力有無を設定できます。
2. 信号灯への出力
- 「代表評価点」の予測結果(震度・長周期地震動)が設定した条件を満たした場合に、信号灯への出力を行います。
- 大小2つの予測レベル(震度・長周期地震動)に対応する出力内容と、状態監視の正常/異常による出力内容が定義できます。
- 訓練報や試験報での出力有無、再生機能での出力有無を設定できます。
3. 表示装置への出力
- 「代表評価点」の予測結果(震度のみ)が設定した条件を満たした場合に、表示装置への出力を行います。
- 状態監視による各装置との接続状態の内容(異常状態または正常復帰した装置に限る)も表示できます(エムケー精工 CKJ01B、パトライト FTE-D04のみ)。
- 訓練報や試験報での出力有無、再生機能での出力有無を設定できます。
- 表示装置自身の機能により、接点信号出力・放送連携などができます(出力内容は表示装置の機種によります)。
4. 状態監視
- 接点出力装置・信号灯・表示装置との接続状態を画面表示します。
- 接続に異常があった場合には、メールによる通知や信号灯・表示装置(エムケー精工 CKJ01B、パトライト FTE-D04のみ)に出力できます。
接続可能な装置
接点出力装置 |
・パトライト インターフェースコンバータ PHN-R (8点出力) →メーカサイト ・パトライト インターフェースコンバータ NBM-D88N (8点出力) →メーカサイト ・パトライト インターフェースコンバータ NB-D42MP (2点出力, LINE OUT) →メーカサイト |
信号灯 |
・パトライト ネットワーク制御信号灯 NHB4/NHB6 →メーカサイト ・パトライト ネットワーク制御信号灯(テキスト音声合成対応) NHV4/NHV6 →メーカサイト ・パトライト 積層情報表示灯 LA6-POE →メーカサイト ・パトライト ネットワーク制御信号灯 NHP-FB2/NHL-FB2(販売終了予定品)→メーカサイト ・パトライト ネットワーク制御信号灯 NHS-FB1(販売終了予定品)→メーカサイト ・パトライト ネットワーク監視表示灯 NHL-3FB/NHP-3FB/NHS-3FB(販売終了品) ・パトライト ネットワーク監視表示灯 NHM-3FB/NHC-3FB/NHE-3FB(販売終了品) |
表示装置 |
・エムケー精工 CKJ01B →メーカサイト(パンフレット) ・明星電気 S740-D ・パトライト 緊急地震速報表示端末 FTE-D04(販売終了品) |
動作環境
OS |
Microsoft Windows 10 (Version 1809以降、64bit版のみ) Microsoft Windows 11 (Version 21H2以降) Microsoft Windows Server 2016, 2019, 2022 |
プロセッサ | 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサ |
メモリ | 8GB以上 |
ディスク | 64GB以上の空き容量があること |
ネットワーク | 緊急地震速報を受信するためのネットワーク環境 |
ディスプレイ | 解像度1024×768ドット以上 |
スピーカー | 地図画面表示時に音を出力するには必要 |
ライブラリ | .NETデスクトップランタイム8.0以上(インストールされていない場合は、インストーラから自動的にインストールされます) |